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カジノ法案 (IR実施法案)によるメリット 雇用促進・経済効果はあるのか
日本にIR(カジノを含む統合型リゾート)を誘致することを目的として生まれたカジノ法案(IR推進法案)。
何度も廃案や審議見送りにされながらも、2020年12月についに成立となりました。
1. 観光客増加による経済効果
カジノ法案のメリットとしてまず一番に挙げられるのは、 観光客増加による経済効果 です。
ちなみに大和総研の試算によると、横浜・大阪・沖縄の3カ所にIR(カジノを含む統合型リゾート)を誘致したときに日本にもたらされる経済効果は、 年間で2兆1千億円 に上るそうです。(平成26年公表)
2. 雇用促進による経済効果
カジノ法案では観光客増加による経済効果のほか、 雇用促進による経済効果 も期待されています。
3. インフラ整備による地域の活性化
IR(カジノを含む統合型リゾート)が誘致されることになれば、訪れる外国人観光客が駅や空港からIRまで行きやすくなるようにインフラ整備が進むため、 地域の活性化 に繋がります。
4. 東京オリンピック後の不況をIRでカバー
ですが、廃案や審議見送りが続いたことや、さらには2020年12月にカジノ法案が成立した後にも、カジノ誘致のための具体的な手続きや環境整備を進めるカジノ実施法案の成立が衆議院解散により当初の予定であった1年内の成立ができなくなったことで、 2020年に間に合わせるのは不可能 となってしまいました。
では、IRはムダになってしまうのか?というと、そういうわけでもありません。
実はオリンピック後はその反動から不況に陥りやすいという傾向にあります。その 不況を乗り切るための起爆剤として、IRの経済効果が期待されている ようです。